【内科と歯科の連携】
なぜ、歯科と循環器内科が連携すると良いのか?
そのメリットをいくつかご説明いたします。

<理由1>
歯周病予防は、全身の血管病の予防になる。
歯周病は、歯茎の慢性炎症を来たし、糖尿病や動脈硬化に悪影響を与えます。歯周病の予防は、全身の血管病の予防に繋がります

<理由2>
口腔内は、出血や感染の入口になりやすい。
歯周病の方は、歯茎から出血しやすく、ご自身での歯磨きに悩まれている方も多いです。また、血栓による病気(心筋梗塞、脳梗塞、肺塞栓など)を防ぐために抗血栓薬(血液サラサラの薬)を内服されているとより出血しやすい傾向となります。
(主な抗血栓薬)
抗凝固薬 ワーファリン、イグザレルト、リクシアナ、エリキュース、
抗血小板薬 バイアスピリン、クロピドグレル、エフィエント、プレタールなど
その他の抗血栓薬 アンプラーグ、エパデールなど
 
いずれの薬も循環器内科の頻用薬ですので、それぞれの薬の特徴を熟知しています。
不整脈や狭心症などで血液サラサラの薬(抗凝固薬や抗血小板薬)を飲んでいる方には、薬の特徴を確認し、歯茎からの出血に応じた処置をいたします。
さらに当院には、院内でできる凝固検査機(PT-INR, D-dimerなど)を有しているので、必要時には確認することができます。